プレミアリーグ 第2節マンチェスターシティ対トッテナムホットスパー
プレミアリーグ開幕してまだ2節ですが早くも好カード。優勝候補筆頭のシティがスパーズをホームに迎えた一戦。ビッグ6同士の対戦。
試合は前後半通じてホームのシティが押し込む展開。
押し込んでいたシティがシウバの落としをデ・ブライネがダイレクトクロス、ファーのスターリングが頭で合わせ先制。
3分後スパーズはエンドンベレの縦パスからラメラが左足を振り抜き同点。
その後もシティが押し込み、35分またもデ・ブライネの高速クロスにアグエロがダイレクトで合わせ勝ち越して前半を終える。
後半もシティが押し込み、ボールを保持し、取られても素早くプレスをかけスパーズに自由を自陣に留めさせ、攻撃の中心エリクセン、ケインに何もさせない。
スパーズは停滞する攻撃に機動力のあるルーカスモウラをウィンクスに代えて投入。
するとすぐにCKをルーカスが頭で合わせ同点に追いつく。
追いつかれたシティは押し込む展開が続くもののメンバーを変え攻撃のリズムを変える。アグエロに代えジェズス、ロドリに代えダビド・シルバ、ベルナルドシウバに代えマフレズを入れて勝負に出る。デ・ブライネを中心に攻撃するもロリスの好守もあり得点が入らないでいるとアディショナルタイム競り合いのこぼれ球をジェズスが右足を振り抜き決勝点。
しかし今シーズンから導入されたVAR(ビデオアシスタントレフェリー)によって競り合いの時点でラポルトのハンドをとられゴール取り消しで勝ち点1を分けあった。
シティはボールを支配し、失うとすぐプレスし奪い返しスパーズに攻撃の形を作らせない圧巻の内容でした。特に2アシストを記録したデ・ブライネのパフォーマンスが素晴らしく分かっていても止められないクロスでスパーズ守備陣を苦しめました。
スパーズは押し込まれる苦しい展開の中少ないチャンスで得点を取りました。昨シーズンクラブ最優秀選手に選ばれて攻撃を牽引した韓国代表のソンフンミンが今節まで出場停止の中プレシーズンから好調のラメラが1ゴール1アシストと好調なのが大きいです。ローマから加入後期待された結果が出ていないので今シーズンラメラがこの調子を維持するとスパーズにとっては大きいでしょう。
シティからすると昨シーズンのスパーズとの欧州CLでVARによってゴール取り消しでベスト4進出が叶わなかったので今節のゴール取り消しで勝ち点2を失ったのはとてもショックでしょう。次節に引きずらないか注目です。
対するスパーズはアウェイでシティ相手に勝ち点1を得たのはとてもプラスに働くと思います。ソンフンミンが戻ってくることも大きく今節デビューしたロチェルソがフィットすれば2列目の選手層がとても厚くなるので楽しみです。去就が注目される司令塔のエリクセンが残留すればプレミアの優勝争いに加わる可能性もあると思っています。